Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2014/10/12  「ヨガ11年生」
 


 10月10日でヨガ11年生に突入いたしました!ヨガをはじめて10年経ったんですね~。長かったような、短かったような・・・・

 英会話もまだ3年ぐらいですし、以前やっていた演劇も5年ぐらいだったし、小さい頃から習っていた絵も高校ぐらいでほとんど描くのをやめてしまったし、仕事も同じ会社に在籍したのは最高8年。私の45年の歴史の中でヨガは一番長く続けられているものということになりますね~。

 あ、結婚は12年目に突入でした! 笑

 ヨガは体調不良で出来ないときは抜かしても、ほぼ毎日続けています。これほどまでに、飽きのこないものに出会えたというのが何より嬉しいことです。肉体としては、数年前からそれほど変わらず、まだまだ股関節周りは硬いです(お恥ずかしいですが、前後開脚はまだできません・・・)。年齢のせいなのか昨年ぎっくり腰をしたり、今年は胃の調子が悪くなったり。でもそんな老い?を受け入れて色んな意味で日々成長していると感じています。

 ヨガは好きだからやっているし、好きなことを伝えたい、だから全然苦痛に感じないんです。

 以前、店長を任された仕事がありました。とある会社が新しいお店を出すのでスタッフを探しているということを担当の業者の方から聞いたのです。その当時働いていた会社ではお店を閉店することが決まっていた時期だったのもあって、これも何かの縁だと、話に乗りました。

 私はてっきり店長は既に決まっていて、そのほかのスタッフを探していると思っていたのですが、会社の社長と打ち合わせ重ね、準備をしている段階になって、自分が店長に決まっていると気づきました。でも気づいた時には他のスタッフも決まっていて、オープンの日取りも決まってしまっていて、断われるような空気ではなくなっていたのです。

 いいえ、勇気を持って断ることはできたのだと思います。けれど、言い出せなかった。それまで話の中で、確認せずになんとなくうやむやにしてしまった自分が悪いという思いもあったからです。ちゃんと最初に色々話し合うべきだったのだから。今更白紙に戻すなんて責任感のない人間だと思われたくなかった。その時点で得だと思われる道を選んでしまったのです。

 自分で望んだ訳でもないし、その仕事自体が本当に好きなことじゃなかったため、上手くいくはずもなく・・・、出来ない言い訳ばかり探していました。場所が悪いからだとか、自分の他にスタッフが1名なのに、店長と呼ばれたくないとか、もともと店長になんてなりたくなかったとか、自分から目を背けて何かに責任を押し付けていたかった。お祓いを受けようかと思ったぐらいでした 笑

 辞めるのにも勇気が必要でしたから、そんな調子で結局1年以上我慢して働いてしまいました。

 そのときの社長には迷惑をかけてしまったと反省しています。最初の段階で店長なんてできないと断れば良かった。うやむやにせずに違和感を感じた時には勇気を持って確認することが必要でした。今となってはわかりますが、あの当時の私にははわからなかったのです。

 そんな経験があったからこそ、この仕事を始める時は不安ばかりでした。店長もできなかった私が一人でやっていけるのだろうか、と。こんな場所にヨガをしにくる人がいるのだろうかと。でも、今日まで続けていられるのはヨガが本当に好きだからなのだと思います。好きだから、不安はあったけど、不満はなかった。すべてが自分にとって必要な課題なのだと思うことができたのです。

 サロンも8年目をむかえました。オープン当初に比べて、消費税や電気代が上がったりして、巷でも色んなものが値上がりしていますよね。月謝など「値上げしないのですか?」と心配してくださることも多いので、とりあえず自分なりに検討してみたのですが、なんとかなりそうです。こんな世の中だからこそ、ヨガぐらいは気にせず続けて頂きたいと思いました。

 リーズナブルな金額でストレス・運動不足の解消ができていたら、家族も喜んで送り出してくれるはずだと思うから。罪悪感を感じずに続けて頂きたいのです。私はヨガの勉強ができて、それを伝えられる場所があるのですから、感謝こそすれ、それ以上を望む必要などないのです。

 それに、必要なお金は与えられるものだし、与えられたお金でやりくりすればいいだけ。お金に合わせた生活を送ればいいのです。反対にいまの金額の中で何を買って何を諦めるかということを考えている方が楽しいのです。限度があるから、人は工夫するのだと思います。今はものが溢れすぎています。私がまだ小さい頃は服なんかも破けたところにツギハギを当てて履いていたものでした。今は買っても一度も袖を通さないものをタンスの肥やしにしているようなそんな時代です。十分贅沢していると思うのです。

 もちろん今後、灯油代や電気代が更に値上がりした場合にはその時に再度検討するとは思いますが、自分の経営努力でなんとかなる間は、今のままでいきたいと思っています。時々、「安すぎますよ」と心配されるのですが、お褒めの言葉だと受け取っております。だって立地が良いわけでもないし、地下室の設備が良いわけでもないですし・・・(冬は床が寒いのです 涙)。

 ヨガが大好きだから、苦労も苦労だと感じないし、実際、ほぼ苦労などしていないと思っています。過去に自分が勤めていた会社のことを思えば、こんなに楽しくて、申し訳ないなぁと思うほどです。皆さん、ストレスや悩みを抱えて日々葛藤されているのに・・・。だから、ヨガが必要なんですよね。そのヨガを提供する私が疲れてストレスを抱えていては本末転倒ですから、これでいいのかも?

 というわけで、これからも「お値段以上のチャンドリカ」を目指して歩んでいきたいと思います。 合掌