Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2008/10/1 「自己否定をやめてみる」
   前回のコラムで「イメージのすり替え」を提案致しましたが、もっと効果的で簡単な?「自己否定をやめてみる」をお伝えしたいと思います。

 これはかなり全ての事柄に当てはめることが出来、意外に簡単で効果的です!やめられないのは意志が強いからだということ、そして雑誌で読んだ対談(須藤元気と綿本彰の)からヒントを得ました。
 
 私たちは何か壁にぶつかったとき、「どうせ無理だ」と自分で自分の限界を決めてしまいがちです。限界を決めて諦めるならまだしも、次には「私には無理だ」とか「あの人には叶わない」など、自分を卑下したり、評価してしまいます。その時の自分の心の中はどんな風になっていると想像しますか?

 自分を他の人に置き換えて考えてみましょう。「あなたは無理よ」とか「私には叶わないわ」などと言われたら傷つきますよね。自分が嫌になりますよね。常にそんな風に自分で自分を傷つけているとしたら?

 そして、そんな自分に「頑張れ」とか「やりなさい」とか言われても「今更・・・なによ」と、やる気すらわいて来ませんよね?

 私は以前からストレスからなのか食べ過ぎや甘いものに走って、なかなか体重が減らせないジレンマに陥っていたのですが、自分の欲求を認めて、自己否定をやめてみることにしました。

 食べたいな、と思った時に素直に食べて、食べている間、罪悪感を感じないように自分の欲求を抑えつけることをやめてみたのです。そしたら・・・飲み会があったのに、バイキングに行ったのに・・・何故か痩せ始めたのです。実行に移してから2週間ぐらいで1キロ以上体重が落ちてきました。

 校則があると破りたくなる、人に言わないで・・・と言われると誰かに話したくなる(笑)、やっちゃ行けないと言われるとやってみたくなる。だから、自由にしていいよと言われると途端にどうして良いかわからなかったり、やりなさいと言われるとやりたくなかったり。人の心は縛れば縛るほど、そこから無理にはみ出ようとします。

 だから「食べちゃいけない!甘いものは駄目」・・・と自分の欲求を抑えてつけていれば、あえて違反を犯そうとしてしまうのです。その心の奥底に住んでいる自縛霊(笑)のような欲求を「よし、よし、辛かったね。ごめんね、自由になっていいんだよ」と認めて、解放してあげる必要があるんです。

 私は生きるためには食べなくちゃならないのに、何故食べてしまうことに罪悪感を感じる必要があるのだろう?とふと思ったんです。だったら食べられるときに喜んで食べよう、食べ物に感謝して頂こう!と思うことにしたのです。

 そう思ったら、必要以上に食べる必要もないし、食べたことで欲求を満たしているので、満足感もあります。食べ過ぎも抑えられるようになり、甘いものが目の前にあっても、食べたい時に食べられるので、別に食べたいと思わないようになりました!

 きっと、喜んで食べたり、罪悪感を感じないで食べると、消化が良くなって、身体も心も満たされるのだと思います。このまま、自分の適正体重まで落としたら、あとはキープしていきたいと思っています。

 自己否定は何も生み出さないどころか、悪循環を生み出すだけ。発想をちょっと変えるだけで、身体と心は素直に反応するんですね~。

 ヨガの動きにも応用できます。出来ないポーズ、苦手なポーズを「出来ない」とか「無理」と自己否定せず、できることをやっているうちにきっと出来るようになる・・・と思うことで、身体はどんどん変化していきます。私はがっせきが苦手で股関節も硬いと思いこんでいたので、その思い込みをはずすように心がけていますが、最近かなり股関節周りが柔軟になってきたと思います。

 難しいポーズが出来たからって誰も表彰してくれませんが(笑)、自分が自分を認めてあげたら、それでいいと思います。自己満足でいいんです。出来ることをひとつひとつしてる自分に自信が持てたら、別に自慢しなくてもいいし、周りもきっと理解してくれるはずです。   合掌