Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2008/2/2 「瞑想のすすめ」
 半年ぐらい前から、瞑想を毎日少しでも続けるようにしている。それまでは、瞑想ってなんだか難しいし、とりあえず毎日ヨガしてればいいんじゃない?・・・なーんて思って遠ざけていた。
 でも、最近読む本という本で(ヨガの本ではないのだが)瞑想を勧めていて、これはやってみろ・・・ということかな?と思って始めてみることにした。

 瞑想・・・というものがとても神聖なイメージを持っていて、ちょっと宗教っぽいというか、「瞑想を日常的にしている」と言えば引く人も多いかもしれないのだけれど、なんてことはない「自己観察の時間」なんです。

 日本人によって瞑想は「禅」と同じにとらえてしまうので、長い時間じーっと微動だにせず、心を無にしなくてはならない苦痛なもの、そんな風に思っている方が多いと思う。(私もその一人でしたが)実際そういう風に指導している人もいらっしゃるとは思いますが、私がやっている瞑想は自分の心の状態を観察するやり方です。

 毎朝5分~10分程度ですが、やり方は楽な状態で座り、呼吸に意識を向け、色んな思いが浮かぶと呼吸に意識を戻し、また思考が浮かぶと呼吸に意識を戻す・・・という方法。
 瞑想を続けることによって、自分の心の思考パターンや欲を観察し、日常でそれらが障壁になるときに自分をコントロールできるようになっていくらしいのです。

 始めてから半年ぐらいなので、まだまだですが、なんとなーく自分が今まで「自分の考え」だと思っていた事柄が、実は人の影響だったり、自分で体験した失敗により、自らが創り上げてしまった失敗を回避する筋書きだった・・・とういうことがわかりつつあるようになってきました。

 人から評価されたことで自分を卑下したり、自己評価を低くしたり、傷ついたりしたことは誰でも経験があることだと思います。でも、だからといって、未来までもそうなるとは限らない・・・ということに多くの人は気付きません。やる前から「ああ、私なんかにできっこない。駄目だ」「私は運がない人間だ」という言葉で片づけてきたこと、ありませんか?それは自らがそうし向けたことかもしれません。

 人はみな安定を好みます。変化することを怖がります。その方が楽だからです。そして今までの自分の歴史から、もしかしたら前のように傷つくかもしれないと判断したとき、防衛処置として「あきらめること」「やらないこと」を選択してしまうことがあるのです。それは無意識に行われるので、自分では気付きません。でも本当の自分は「変化したい」「望みを叶えたい」と思っているはずなのです。

 そのことだけではありませんが、瞑想はそんな「気づき」を得るためのツールです。
 ヨガは人間がもろく弱く惑わされる生きものだからこそ、昔からずーっと伝えられて来たのです。弱いからこそ、強くしなくてはならないのです。そして続けることで強くなれるのです。
 瞑想・・・してみませんか? 合掌