Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2008/2/22 「ストレスとうまくつきあう」
 ヨガの先生でも・・・ストレス溜まります(笑)
 みなさんと同じ人間ですからね~。ヨガをしていない人は「え?ヨガしてるのに?」と思うでしょう。ヨガをしていれば有る程度のストレスは解消出来ます。それは保証しますが・・・でも、ヨガをお仕事にしている私にとって、ストレスを解消出来るはずのヨガが反対にストレスになることもあるのです。 ヨガの先生である方が読んでいらしたら、多分、「うん、うん!」と強く頷いていることでしょう(笑)
 好きなヨガを教える仕事をしていて、おかげ様でサロンも順調なのに、ストレスがたまる訳ないわ・・・、と私も思っていました。ストレスを感じることに罪悪感を感じていたようで、知らぬ間に自分の感情にフタをして、見てみないフリをしていたようです。

 とある事で自分のストレスの存在に気付き、解消しなくては!と友人とご飯を食べに行ったり、一人でカフェに行ったり、家事の手抜き(?)をするようにしました。
 時には頑張りすぎないで、適度に力を抜かないと駄目ですよね~、何事も。レッスンでは「緊張と弛緩のバランスが大事」とか言っている私ですが、気が付いた時には自分の心と身体のバランスが少し乱れていたようです。

 でも、手遅れになる前に気付いたので、これから自分にストレスがあることを認め、そのストレスを解消しようとすることに罪悪感を感じないように、必要なものだと思うことにしました。
 最初ヨガは私のストレス解消法でした。今はお仕事になってしまいましたから、その役割はいつの間にか半減していたんですね・・・。その不足分、他のストレス解消法を探さないと駄目だということに、ようやく気付きました。でも、甘いものに逃げるのはやめなくちゃ(笑)

 でも間違わないでください。ストレスはあって良いものなのです。ストレスがあるからこそ頑張れる。そしてストレスを乗り越え成長していくものだと思います。ストレスがある自分を認めて、弱い自分を認めて、だからこそ、「じゃ、どうすれば良いか」と考えていけばいいんです。

 時にはイライラしたり、怒りを感じたりするのが人間の自然な感情なのです。それを「悪」だと決めつけず、そんな自分を抑えないで、客観的に観てみることです。ヨガは人間は本来弱いもので、放っておけばどんどん堕落していく生きものだと、そこからスタートしている実践の哲学です。ヨガをしているから強くなるのではなく、ヨガをすることによって、自分の弱さを、もろさを気付くものなのかもしれないと思い始めました。だからこそヨガは「入門あって卒業なし」と言われるのだと思います。

 何故自分は今イライラしているのだろう?何故怒りを抱えているのだろう?と自分を客観的に見つめることで、答えが見つかるかもしれないし、見つからなくても、自分の心に気付いてあげることで、多くのストレスは解消されていくものだと思います。

 自分の心のコントロールとは「抑える」イメージがあるかもしれませんが、泣き叫ぶ赤ちゃんを「あやしてあげる」ようなそんな感覚の方が近いような気がします。時には自分をぎゅっと抱きしめるように、自分を包み込んでみましょう。ほわっと暖かい空気に包まれて、自分の硬くなった心や身体がほぐれていくようにイメージしてみましょう。浮かんできたマイナスなイメージをまずは認めて、そして吐く息とともに一緒に解放してあげるのです。

 ストレスはあって当たり前!ストレスと上手くつきあって、自分を高めていきましょう!←自分に言い聞かせてます(笑) 合掌