Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2008/4/18 「完璧であろうと思わず よりよくなろう」
 継続することの難しさ・・・を感じている人は多いのではないでしょうか?私もヨガを始めるまではそう思っていました。でも今は継続することは楽なことだと知っています。続ければいいのですから。
 ある本を読んでいたら「完璧であろうと思うな よりよくなろうと思え」という言葉が目にとまりました。今までの人生で3日坊主に終わったことや数ヶ月で挫折したことを思い出すと、常に「完璧」を求めていたような気がします。
 
 完璧なんてものはこの世には存在しません。

 今までのコラムでも同じようなことを述べていますが、今、完璧だと思っていても1秒後にはもっと完璧なものが登場するかもしれません。完璧だと判断している基準自体が間違っていることもあります。
 
 それなのに・・・
 完璧を求めることによって、完璧にできない自分を責め、そしてやがては諦め、自分を正当化するために言い訳を考える・・・そんなことを繰り返していませんか?

 私は今だってそうじゃないとは言い切れません。でも、完璧に出来ないのが当たり前なのだし、もともと完璧なんてない。だからこそ人は努力する。よりよくなろうと思えば、その時その時一瞬が最高であれば、それでいいんだな・・・と思えるようになって来ました。

 私はもともと身体が硬いので、生徒さんの中には私がまだ出来ないポーズが簡単にできてしまう人もいます。もし私が完璧を求めるなら・・・私は軟体動物のような、中国雑伎団のような身体になってからじゃなければサロンを開くことは出来なかったと思います。

 ヨガは単に身体を柔らかくするためだけではないので、そこに固執するのも間違っていると知っていましたから、特に自分の身体がまだまだ硬くても恥ずかしいとは思いませんし、だからこそレッスン出来るのだと思います。
 ヨガを始めるとダイエットや身体を柔軟にすることは目標ではなく、過程にあるものだと気付きます。よりよい自分になろう、シンプルに生きよう、いろんなことに感謝しよう・・・といった普段は見過ごすことが多くなっている様々なことに気付くため、そして自分がいかに自分らしく生きていくかを知るためのものだと私は思います。

 みなさんも「完璧」を目指そうとせず、今の自分よりも明日の自分がよりよくなれるように、生活してみませんか? 合掌