Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2009/10/11 「ヨガ6年生」
 2004年10月10日からはじめたヨガ。ようやく6年生になりました。まだまだ小学校も卒業していない程度の歴史しかない私のヨガレッスンを受けて下さっている皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。いつも、ありがとうございます。

 ヨガと出会った時から「この人だわ!」と確信し、その人がどんな人なのか、どんな生活を送っているのか、どんな考え方なのか知りたくて、知りたくて、ずーっとヨガを追いかけてきました 笑。
 時にはストーカーのように、オタクのように、寝ても覚めてもヨガにどっぷり浸かっていた時もありましたっけ・・・

 まる5年たった今では、ヨガは伴侶のような、これからの人生をともに歩んでいく、そんな存在になりました。熱烈な恋愛感情はないものの・・・穏やかな感情といいますか、ヨガが隣にあるのが当たり前なので、あえてヨガのことを考える必要もなく、自分の一部となっているというような感覚です。長年寄り添った熟年夫婦といった感じ?だからといって、すべてを知っているわけでもなく。意外に近すぎで見えなくなってしまう危険性も。

 身体の柔軟性は相変わらず、少しずつ、少しずつ変化していて、昨年とあまり変わりはありませんが、心の変化にいたっては今年一年でかなりの変化が起きていると思います。昨年から1年間ヨガの講座を受講し、そこでヨガの教えの初歩を学びました。まだまだ勉強不足ですが、思いきって座学を開催し、自分なりにまとめたり、お話することによって、ヨガの教えというものがいかに素晴らしいものなのかということを実感した1年でした。

 何か物事を考える時にヨガの教えを取り入れることによって、随分と生きることが楽になったと思います。

 例えば、何かトラブルが起きたとき。自分の心の中を反映しているのだと思えるようになったことで、一瞬誰かのせいにしようとしたり、逃げようと我意識が働くのですが、そこで「待てよ」と立ち止まって、自分の心を省みて「あ、私の心の中に利己的な思いがあったことを気付かせようとしてくれたのだ」と思うことが出来て、素直に現状を受け入れることが出来るようになったこと。

 不安になったときは、その不安は何故感じるのか、不安になることで何か良いことがあるのか?など考えたり、起こりうるかどうかわからない事柄を考える時間があるなら、「今できること」を考えよう、という風に切り替えすることが出来るようになってきたこと。

 でも、本当、まだまだ全然出来てないんです。悩んだり。落ち込んだり、自己否定してしまったりして、そしてヨガの教えを思い出して「まだまだ駄目だな」と反省する毎日です。でも、そこが以前とは違います。以前はそんな自分を否定したまま、その自分から逃げて見ないようにしていましたが、今は過去のトラウマを認めて、自分の思考、行動パターンを認めることができ、少しずつではありますが、修正しようとするようになりました。

 そして、この1年さらに実感したことは、ヨガじゃなくても、何かに一心に取り組んでいる人は、同じ境地に至るのだということ。それが陶芸だったり、書道だったり、仕事であろうと最後は「自分と向きあう」というところに辿り着き、そこから「自分って何?」「生きるって何?」という考えに行き当たり、そこで自分から逃げないことが出来た人が、全ての物事の本質を知ることになるのではないだろうか?と思うようになりました。

 ヨガだけが正しいのではない。本質はひとつだけど、そこに至る道は沢山あります。視野を広げて、もっと広い目線で色々なことを観ていこうと、そう思う今日この頃であります。

 6年目はどんな学びが待っているのでしょうか?楽しみです。 合掌