Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2007/8/29 「身体が硬いと心も硬くなる」
 前のコラムから1ヶ月経っていました。猛暑のせいで、すっかりパソコンに向かう気力が萎えておりまして(夏は苦手です)、まだまだ残暑厳しいですが朝と夜が涼しいので、なんとか乗り切れそうです♪

 前々から書いていますが、ガチガチに硬かった私の身体。今はなんとか人前でポーズを見せられるような感じにはなりましたが・・・まだまだ股関節が硬いんです(涙)。生徒さんのほうが柔らかいことが多いので、合蹟のポーズの時はかなり冷や汗ものです・・・実は。いや、かなり。(私が苦手だからといって、やらない訳にはいきません)なので、みなさん安心してください。身体が硬くてもヨガは出来ますよ!(笑)というか、身体が硬い人ほどヨガは必要です。健康面でも精神面においても。
 でも股関節って、一番ほぐしにくい、やっかいな場所。「股関節」というのは、肩関節とは違って、いつも体重を支えている必要があり、靱帯や筋肉がしっかりしているので、なかなかほぐれません。毎日行っている朝のヨガで色々と試していますが、まだまだ時間がかかりそうです。

 心と体は一体です。心が硬ければ身体も硬くなり、身体が硬ければ心も硬くなります。例えば・・・職場で右側に苦手な人がいていつも左側を向いていて、右側が常に緊張しているので筋肉も硬くなり、日常生活でも右に首が向かなくなってしまった・・・なんていうこともあるくらい、心の影響は身体に表れるのです。その反対も然り。
 ヨガを始める前までの自分はガンコで、人の意見を聞き入れることがなかなかできませんでした。表面的に「ああ、そうですね」と言ったとしても、心の中では「この人とは意見が合わない」と相手を否定していました。相手の意見を認めることは、自分の負けを認めることになる・・・そう思っていたのです。何でも勝ち負けで決めるところがあって、白黒はっきりつけたい性格でした。今思えばどうしてそんなにこだわっていたんだろう?と不思議なぐらい、かたくななところがあったんです。(今もまだそういったところはありますが)
 でも、ヨガと出逢い、あんなにガチガチだった自分の身体が少しずつ、氷が溶けていくように変化していくにつれて、自分の心の氷も溶けていきました。人の意見に対して「そういう考えもあるんだな」と受け止めることが出来るようになり、それは自分の考えを否定するのではなく、自分の負けを認めることではないんだと思えるようになり、こだわらなくなりました。随分と楽になったように感じます。

 もちろん、ヨガをすれば、どんな事もいい方向に変換できる・・・訳ではありません。そんな風にヨガに依存する気持ち、他力本願は駄目です。結局は自分次第。自分を信じて、続けること、諦めないこと、無理しないこと。何か代償を求めるのではなく、本来の自分を見つけるため・・・そんな気持ちでヨガに取り組んでいただけたら幸いです。

 私の硬い股関節はまだまだ硬い心のせいなんだと思うのです。30数年硬いまま放置していた股関節、かなーり拗ねていらっしゃるようで、そう簡単にはいかないとは思いますが、長い目で見守っていこうと思います。みなさんも、身体が硬くても、出来ないポーズが沢山あってもOK。障害はあればあるほど、超えた時の喜びは計り知れないものですよ♪一緒に頑張りましょうね。合掌