Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2016/11/28 「自分と向き合うこととは」
 
  3年前にも急性胃炎を起こして仕事を数日休むことになったのですが・・・またやってしまいましたー(涙)

 11月5日(土)の朝から食欲が急になくなり、水を飲んでも吐いてしまうので、何も食べられない状態が3日ぐらい続き、その後もおかゆやスープなど少ししか食べられず10日ほどで3キロ痩せてしまいました。

 私はブッフェも大好きだし、回転寿司も好きだし、好きなものを好きなだけ食べることも、お酒もスイーツも大好きです。週末は必ずビールを飲みますし、どちらかと言えば胃は丈夫なほうだと思っていたのでいつの間にか胃に負担をかけていたかもしれません。

 三年前の時は高校の総会の幹事を引き受け、慣れないことをやったことや、同級生たちと飲み会で記憶が飛ぶぐらい朝まで飲み歩き(苦笑)暴飲暴食をしていたのも重なり、さらにピロリ菌もいて、急性胃炎になってしまったのだと思っていたので、もうないだろう・・・と思っていました。

 でも、今回・・・自分では急性胃炎になるぐらいストレスがあるとは思わなくて、ビックリしました。数日前からちょっと胃がシクシクするな~と思ってはいたのです。原因は・・・新しいレッスンを始めたからだと思います。もちろん、自分の空いている時間で新たな可能性も広がるし、二つ返事でお受けしたのですが、場所も違うし、メンバーさんもほぼ初めて会うかたばかり。自分自身で集めた生徒さんではなく、集めて頂いた生徒さんばかりだったので、始まる前から日に日にブレッシャーを感じていたのです。なんとか、ヨガの良さを実感して頂かなくてはと必要以上に自分に責任を課してしまったんだと思います。

 プレッシャーを感じていたのは実感してましたが、でも、大丈夫なんとかなるって思っていたのです。だから自分の心と向き合うことを忘れていました。

 私は「ああ、私は今プレッシャーを感じているな」と自分の心を認めることが必要だったんです。「大丈夫、大丈夫」とプレッシャーを打ち消そうとすることではなく、ただ認めるだけで良かったんです。それなのに、どこかでプレッシャーを感じていることがダメなことだとその気持ちを抑えこもうとしてたんですね。

 今までもストレスを感じることは必要だし、ストレスを感じるということは向上心があるからこそだと思っていました。でもありのままを認めるということに関してちょっとだけサジ加減を間違っていたみたいです。ストレスを感じていることを無意識にジャッジしてしまっていました。このストレスはいいとか悪いとか、ストレス自体をジャッジしてたように思います。

 でも、ストレスを軽減させるということはストレスをなくすことではなくて、ただストレスを認めるということなんだと気付きました。生きていればストレスは絶対に感じます。ゼロにはなりません。実はストレスを感じているとき、心が”今”にはない状態なのです。過去の経験を引き出し「前みたいに失敗したらどうしよう」とか、わからない未来に関して「どうなるんだろう?」と不安を感じるからストレスを感じてしまうのです。その時心は”今”にないのです。だから「ああ、今私はストレス感じてる」と意識することで心を”今”に引き戻すことが効果的なのです。

 ストレスを認めても、ジャッジすることは過去の経験から比較してこのストレスはこういうことから来てるんだなーとか判別している状態なので、やはり心は”今”にはないんですよね・・・。このことに気付いてませんでした。

 ただ、ありのままを確認するだけ。否定も肯定もしない。これが大切です。多くの場合ありのままを認めるということをせずにジャッジしてしまいます。どこかで「正しくあろう」としてしまいます。正しいかどうかなんで自分の経験によって変わってしまうものです。例えばストレスを感じることが良くないと思っていた場合「ダメだ、ダメだ、ストレスを解消しなくては!」と思って感情を抑えてしまいますよね。

 だから、ジャッジはせず「ああ、今私はストレスを感じているな」と思うだけ。

 私は人からどう評価されるか、そのことばかり気にしてしまう性格なので結構くよくよ悩んで出来なかったことや人と上手く話せなかったり、傷つくのが怖くて言い出せなかったり・・・と思えば調子に乗って余計なことを口にしてしまったりして落ち込んだり。だから、もともと人よりストレスが溜まる性格かもしれないです。ヨガを始めてから、そしてレッスンをするようになってかなり改善されたので、すっかり自分はストレスをコントロールできると思い込んでいたのだと思います。

 今回のことで今までありのままを認めるということ、ちゃんと実践できていなかったと気付くことができました。これからも、すぐにジャッジしてしまうかもしれません。けれど、そのことに気付けた今はきっと前よりその数は減っていくのだと思います。

 自分自身をジャッジするだけでなく、人のこともジャッジしがちでしたし、今もその傾向はあります。それでもどこかで人は印象だけではわからないとか、色んな顔があるということや、人は変わるものだということもわかっているので、判断した瞬間に「あ!またやってる」と気付くようになって、人間関係は以前よりは楽になっています。

 そして何より、自分がいかに空腹でいる時間が少なかったかということにも気付かされました。ヨガの前は2時間以上は空腹ですが、それ以外の時間は常に何かを口にしていましたし、食べる時はお腹が膨れるぐらい沢山食べてました。レッスンがない日のヒマな休日はビールを飲みながらソファで横になってスナック菓子片手にテレビを見るという自堕落な生活を送ってましたし(恥)・・・だから、週末に1キロ太って平日で戻すというそんな感じでした。

 いかに無駄に食べていたか、惰性で食べていたかに気付かされたのです。3キロ減った状態から、まだ今までの量は食べられないし、食べようとも思わないので、そのままその体重をキープしているのですが、年末年始には絶対太るはずですから、無理に体重を戻そうとせずにこのまま空腹の時間を楽しもうと思っているところです。あれだけ、食べ物のことばかり考えていたのに、すっかり欲求がなくなってしまったので、いい機会だと思いますし。

 これからは自分の感情をただありのまま認めること。このことを忘れないように、もう急性胃炎にならないように!日々過ごして行きたいです。 合掌