Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2019/4/1 「オキシトシン」
   
 先日、前にも一度見たことがある番組の再放送を見ておりました。一度見たことがあるから、見るのをやめようと思ったのだけれど、そうしなくて良かった!前に見たときには全然引っかからなかったのに、今回は「そうか!私は間違っていなかった!」と気付くことがあったのです。

 オキシトシンは色々な効果があると解明されてきているホルモンです。

 「幸せな気分になる」 「ストレスが緩和する」 「不安や恐怖心が減少する」
 「他社への信頼の気持ちが増す」 「社交的となり人とかかわりたいという好奇心が強まる」
 「親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる」 「学習意欲と記憶向上」
 「心臓の機能を上げる」 「感染症予防につながる」

 など「幸せホルモン」として話題のホルモンなんです。

 スキンシップをとればもちろんのこと、かわいい動物の映像をみただけでも分泌されるみたいです。あとは家族だんらんや友だちと食事をしたり、話したり、人に料理を作ったりしても分泌されるそう。もちろんペットと触れ合うのも。感動する時にも分泌されるそうなので、普通に喜怒哀楽を持って生活している人は十分に分泌されていそうですよね。

 番組内ではラットにオキシトシンを投与したグループとそうでないグループ両方に多めにエサを与えたところ、投与していなかったラットは太ってしまったのに対し投与しているラットは適正体重にすぐに戻ったという実験のことを話題にしていました。ということで痩せホルモン?とも言えるかもしれません。

 私は自分でレッスンをするようになってから最後に必ず2人組みでマッサージをすることにしています。2人組みが苦手な人やその重要性を感じていないなという方がたまにいて、そういう方はリピートしなくなりますが、それでもずっと信念を曲げずに続けて来ました。

 なぜなら、私が以前勉強していた水野ヨガ学院では結構2人組みでマッサージすることが多かったのですが、たまたま時間の関係でやらなかった日があったんです。

 その時、何か心の中にぽっかりと物足りなさを感じていました。それまでは2人組みの時間が勿体無いなぁ、その分ポーズの一つでもした方が良いのに・・・と思うぐらい意味をわかっていなかったのに。そして次の時に2人組みがあった後の身体の軽さと心の充足感を感じ、あれ?これってただ単に気持いいというだけじゃない何かがあるなと感じたんです。

 その時から私のレッスンでは2人組は絶対やり続けよう!と決心したのです。

 何か良いということはわかっていたけれど、今までは説得力のある説明が出来なかった。コミュニケーションのためとか、ヨガは繋がるという意味の言葉だからとか、そういう説明どまりでした。だから、マッサージが嫌いな人にとっては意味の無い時間だと思っていた生徒さんもいらっしゃったかもしれません。

 でも、今回の番組を見て解明されました。マッサージを受けている人は受ける前よりもオキシトシンは増えてましたが、なんとマッサージをしている人の方がより増えていたことがわかったんです。

 これで、マッサージは単に気持いいだけじゃなく、することで自分のオキシトシンが増えるとても素敵な行為だということを伝えられる。

 というかすることにこそ意味があるともいえる。

 今までは説得力のある言葉で2人組みの重要性を伝えることができなかったけれど、今後は自信を持って伝えることが出来ます。

 「情けは人の為ならず

 結局のところ全て自分に返ってくるんですよね。

 今年50になりますが、ようやく人として色々と認識し始めてきてるので、まだまだ死にたくないなぁって思う今日このごろです(笑) 合掌