Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2021/7/31 「15周年を迎えました」

  コロナ禍ではありますがチャンドリカは7月で15周年を迎え、16年目となりました。この1年以上会うことが出来ない生徒さんもいますし、事情があって退会されてしまった方もそしてこのコロナ禍でも入会された方もいてなんとか続けてくることができました。

 最初の頃とは全然レッスン内容も変わって来ていて、さらにコロナのせいでずっおこなってきた二人組が出来なくなって1年以上になり、例え前のような日常が戻ったとしても二人組はめったに出来ないかな?と思うようになりました。私のレッスンの中でずっと大切にしてきた二人組のマッサージ。接触することが出来ないのだから仕方がないですが・・・出来ないことばかりに意識を向けて落ち込んでいるよりも、マスクをしても出来ることを探してやるだけです。

 私が病気を抱えているからなのか、前よりは持病を抱えている生徒さんが増えた気がします。そういう方でもレッスンを受けることは出来るし続けることで変化することが必ずあると信じて続けて来ました。そうやって出来ることを続けて来て15年。

 今年、病気が再発してしまいましたが、それはコロナの状況の中で上手く処理できない不安や怒りなどがあったからだと思っています。病気は何かしらのメッセージを伝えてくれてるので(病気にならないのが一番ではありますが)、病気になってしまった時は自分が何か言えてないこと、無理してることはないか内省する機会だと考えることにしています。

 3年ぐらいは再発せずに来ていて、今回再発したことで何を我慢していたり無理していたかと言えば、やっぱりコロナで生徒さんがレッスンを休まなくてはいけない状況でやり場のない思いがあったし、生徒さんが去ってしまう悲しみだったり、不安と不満があったと思います。

 それを無理に片づけようとしていましたが、うまく処理出来ていなかったんだと再発したことで気付かされました。誰だって悲しんだり悔しかったり恨んだりしてしまう。でも負の感情だからって無理にポジティブにする必要はなくて、まずは認めてそんなダメな自分を許してあげることが大切なんですよね。

 みんな大変なんだから・・・と思いながら、大変そうじゃない人を見るとイラっとしてしまったり、大変じゃない人から「大丈夫だよ」って言われるとお前が言うなって思ったり。そんな自分が嫌いになったり。

 ハッピーエンドの物語も好きだけど、あえてバッドエンドの映画を観たりしてダークサイドに浸ってしまったりすることもありました。

 コロナでも変わらずレッスンに参加してくださる方もいるのに、参加できない人、参加しない人ばかりに気をとられ、いっそのこと私がもう辞めるっていうことになったらどう思うんだろう?ってそんなこと考えたりもしました。

 でもそれを隠そうというか見ないようにしていたから再発したんだと思います。誰かに毒ずくのがいいというのではなくて自分で認めて許すことをしていなくて、無理にポジティブに変換させようとしていました。仕事があるだけ良いのだから、とか。夫の仕事はコロナの影響を受けないのだから、とか。飲食業の人に比べたら・・・と自分を納得させようとしてました。

 そういう誰かと比べることは一瞬安心するのだけれど、結局自分の心の中では納得していないので、すぐにまたすぐに不安や不満はわいて来ます。

 この前読んだ本で「怒られたくないから約束の時間を守る」とか「嫌われたくないから相手が喜んでくれることをする」など
ネガティブな感情を生じさせる事態に遭遇するのを避ける思考状態だと病気になりやすくなると書いてありました。

 コロナ禍で思うようにレッスンが出来なかった時にこのまま仕事が出来なかったらどうなるだろう?と何度も考えました。「お金のことが不安だから生徒さんが休まなければいいのに」という思考状態になっていたような気がします。「生徒さんに嫌われたくないから」という気持ちもあったと思いますし、いつの間にか「レッスンで自分が学んだことを伝えたい」「レッスンすることが楽しい」という気持ちは不安や不満に書き消されていたと気付かされました。

 そして本にはこんなことも書かれていました。「自分に起こる出来事や出会う人すべてについて自分がわざわざ選んでいるのだという感覚を持てるようになると何が起きてもあまり動じなくなる」と。コロナを自分で選んでいるとは思えないですが・・・コロナをどう受け入れて自分を成長させることが出来るのかは自分で選択出来ることです。

 出来るか出来ないかではなく、やるか、やらないか。たとえ自分が望む結果を得られないとしても。

 順調だな~と思うと何か躓くことが起きて、またそれを乗り越え成長していくということの繰り返しになるのですが、それが生きているということなんだと思いますし、16周年も無事迎えられるように気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。 合掌