Yoga & Relaxation Salon in Otaru ~ Candrika ~
















 コラム 

2009/3/7 「信じることと期待すること」
   私は私のためにヨガをしています。ってあえて宣言するほどのことでもありませんが 笑。

 レッスンを指導することも、自分のためなのです。だから、手を抜けばそれは自分に返ってくる。毎朝のヨガも時々10分ぐらいしか出来ない時もあるけれど、具合が悪いとき以外は必ず日課にしています。誰かに褒められるためでもないし、当たり前のことだと思っています。でも、それをみなさんに強要してはいません。

 「家で出来ればいいけどなかなか出来ない

 と、そんな声をよく聞くけれど、私はあえて「絶対やって下さい」とは言いません。もちろん、やった方が良いに決まっていますが「そうですよね~」としか言いません。何故なら、私は信じているから。今は無理かもしれないけれど、きっとヨガを続けていたら、自宅でもやりたくなるはずだし、それが必要なんだと気付く日がきっとくるはずだ・・・と。私は身体が硬いので毎日必要ですが、それぞれそのかたにあったペースがあると思うので毎日じゃなくてもいいと思います。

 信じていますが、期待・・・はしていません 笑

 だって、期待すると、裏切られた時に落ち込むじゃないですか。それに期待するってことは、相手を思い通りにしようと思うことと同じだと思います。人は自分の思い通りにはならないってこと、私はヨガを通じて学びました。何度もコラムでも伝えていますが、変えたいのなら自分が変わるしかないのです。

 だから、私は期待していません。でも、信じています。みなさんには自分自身で自分を変えていく力が備わっていることを。だって、この私が・・・これといって自分というものがなかった、人の影響ばかり受けて、その時その時を言い訳をして生きてきた私が・・・変わったのですから。

 人は変わります。全ての物事は変わります。それを善とか悪とか決めるのは、その人の主観の問題です。ロックを悪だと思う人もいれば、ロックで人生が変わったと思う人もいるように。
 だから、私は自分の主観で物事を決めつけちゃいけないなぁ・・・と最近、特に思うようになってきました。

 私が人を変えることなんて出来ないし、私の主観を押しつけても駄目なんです。
 私は伝えるだけ。あとはみなさんにお任せします。
 自分が今抱えてる問題に向きあうのも向きあわないのも、私は関われないことなんです。

 もちろん、相談を受けることまで拒絶しているわけではありません。
 こんな私の考え方で良かったら、参考までにお答えさせて頂きます・・・ 笑

 信じることは・・・祈ることに似ていると思います。自分の為に祈るのは願いですから、期待と一緒です。誰かの為に祈ること・・・私はレッスン指導をしながら、みなさんが自分の力で自分の問題を解決していけるように信じて祈っています。

 今までの私は、期待ばかりしていて、それが裏切られた時イライラして、八つ当たりしたり、人のせいにしたり、自分を卑下したりしていました。今思えばそれはとても苦しいことでした。期待せず、信じていたら、相手がどうであっても気にならなくなってきました。自分の受け止め方を変えるだけで、こんなにも自分の周りが光に溢れた世界になるとは、驚きでした!

 たぶん、ヨガをしていなかったとしたら、私はとても狭い視野で物事をとらえて、自分を信じることが出来なかったと思います。もしかしたら、ヨガをする前と周りはまったく変わっていないのかもしれません。私の見る視野が変わっただけなのかもしれません。

 でも、視野が変わっただけで、こんなにも世の中が変わって見えるというのは、世の中は自分の思い通りにしようとしなければ、とても素晴らしい世界ってことじゃないでしょうか?だから、ヨガではよく「手放しなさい」「執着を捨てなさい」と言うのかもしれません。

 「こうでなくちゃならない」「人からこうみられたい」「正しい行動をしなくてはならない」「お金は沢山あったほうがいい」「結婚はしていたほうがいい」「子供がいたほうがいい」・・・そんな期待に縛られているから、思い通りにしたいと思うから、人は苦しむのでしょう。

 なるようになるさ・・・というか、世の中に期待せず、人に期待せず、自分が出来ることを楽しんでしていたら、自分が望んだ世界よりもさらに素晴らしい世界が見えてくると思います。

 みなさん、期待せず、自分を信じて、相手のために祈りましょう・・・って書くと変な宗教みたいですね 笑   合掌